ライフビュッフェ

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Kindleストアの、カスタマーレビューは参考にしないと決めた(ただし小説に限る)

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先日、Kindle Paperwhiteを購入し、晴れて電子書籍デビューした私。買ったからには読まなければ!と思い、Kindleストアを物色。

すると、本、特に小説に関してはAmazonのカスタマーレビューをあまり参考にしない方が良いんじゃないか?という出来事がありましたので、ご紹介したいと思います。(ちなみに、Kindle本に限らずAmazonで本を買うとき全般に言えます)

 

Amazonの小説レビューを参考にしない方が良い理由

星の数(レビュースコア)と書籍の良さが比例しているとは限らない

それはたまたま、恩田陸『木洩れ日に泳ぐ魚』のカスタマーレビューを見掛けたことがきっかけでした。この本、私が今年読んだ中でもベスト3に入るほど、とっても良い小説だったのですが、なんとAmazonレビューの評価は星2/5

同居していた男女が、明日から引っ越して別々に暮らす。その最後の夜を舞台としている、この小説。部屋に漂う微妙なくぐもった空気感を、全体的にもやが掛かった二人の想いや真相を、直接的な表現ではなく文章そのものが空気感を作っている感じ。「くぐもり」や「もや掛かった」雰囲気を文章そのものが醸し出している、ってまさに小説家のみが為せる技!読んで良かった〜!!

って思ってたのですが、何故かAmazonの評価は2/5。みんな、つまらなかったとか期待はずれって書いてあるんですね。

え?なんで?みんな読解力無いんじゃないの!?(口悪い)

レビュー評価が低かった理由は、後に分かったので後述しますが、Amazonのレビューは読書レビューというよりは、他の商品レビューに近い印象。つまり、雑貨とか食べ物を買って「可愛い」「便利」「美味しかった」と言っている内容に近い感じがします。なんで「つまらなかった」のかまで書いている人は少ないんですね。中には、配送上の問題なんかが書かれて評価が下がっていることも。

これはサービスの性質上、仕方ないと思いますが、レビュースコアが必ずしも書籍の評価と直結している訳でないということを頭に置いておくべきだと思います。

少なくとも、Amazonのレビュー評価と自分の評価が同じとは限らないわけです。一般の商品だと比較的このギャップが少ないと思いますが、小説だと評価が大きく分かれる可能性も多いのは仕方ないですね。

 

読みたいと思っていた本のスコアが低いと萎えてしまう

次に、半年くらい前から書店に並んでいるのを見かけ、読んでみたいけど本買っちゃうとかさばるからなぁ〜と諦めていた本がありました。川口俊和の『コーヒーが冷めないうちに』。本が好きな方なら書店で一度は見掛けたことがあるはず!

Kindleを買ったからにはこの機会に読もう!と意気込んで検索するも、こちらもカスタマーレビューの評価が星2.5。がーん。一気に読む気が失せる〜・・・。

でも『木洩れ日に泳ぐ魚』みたいに、自分の評価がAmazonの評価と必ずしも一致するとは限りません。でも、数字を先に見てしまうと、やっぱり読むか迷ってしまう。。

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その点、書店で並んでいる気になる本を、手に取って、目次をさらっと見て、パラパラめくって、購入・・・というのとは体験が全く異なりますよね。

事前に他の人の評価を参照するのは便利ですが、小説に関しては善し悪しだなぁ〜と思った出来事でした。 

 

他の人の感想を参考にしたいときはブクログを参考にしよう

『木洩れ日に泳ぐ魚』のレビューに不満を抱いた私は、web本棚サービス「ブクログ」のレビューも確認してみることに。もしかしたら本当に私のような感想を抱く人は少数で、私の感覚がややズレているのかもしれないから。

ちなみにブクログは読んだ本・読みたい本を登録したり、本の感想を書いたり共有したりできるサービス。iOSアプリもあって便利だよ(Androidは無くなったらしい)。

ブクログ - 本棚/バーコード/読書管理
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開発元:Booklog,Inc.
無料
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さっそく『木洩れ日に泳ぐ魚』を検索すると、なんと294件もの感想が。色んな感想があるけど、全体的にAmazonのレビューより細かくしっかり書いてある印象。で、さらっと目を通すと、評価が低くなってしまう理由が明らかに。

この本の作者、恩田陸さんはミステリー小説で有名。で、この本の帯にも「恩田陸ミステリのかくれた傑作」「続きが気になりすぎて、電車を乗り過ごしました。」って書いちゃってる。でもこれ、ぶっちゃけ、そういう作品の類いではない・・・(笑)

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確かにミステリーの要素も含みますが、この作品はどちらかというと、内容そのものより空気感や緊迫と弛緩のギャップ・・・そういうものを楽しむ作品だと思うんですね。だから、帯や恩田陸のミステリーを期待して読んだ人にとっては「ぜんぜん面白くない」という感想になったわけですね。これは納得。

ちなみに同様に「コーヒーが冷めないうちに」も小説というより脚本という要素が強いことがブクログのレビューで発覚。これなら私もあまり良い感想を持たないだろうなと購入は諦めました。(前に「本じゃなくてドラマで見た方が面白いのかな?」と思った本があって、やはり小説としてはイマイチだったんですよね。)

こういう部分も含めて「ブクログ」の感想の方が参考になると私は判断しました。

 

ビジネス書や専門書はカスタマーレビューを活用しよう

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小説に関しては、Amazonのカスタマー評価を否定してしまいましたが、ビジネス書や専門書に関しては、なかなか参考になると思います。

つまりその本が、どういうレベルの人にとっては「簡単過ぎる」「難し過ぎる」か、どういうレベルの人が「読んで良かった」と思ったか、が何となくレビューから見えてくるんですね。で、自分に合いそうな本を選ぶことができます。

あと、最近はあまり読まないけど自己啓発書系の本は、自分に合うもの・合わないものも多読して、自分なりの価値観を形成していくのが大事かと思うので、そういう意味で多くの人が共感した・参考になったという本から読んでいくのはアリかなぁ〜と思います(それに共感しなかったというのもまた、得られる結果として悪くない)。

 

まとめ:伝えたいことを3点に要約

今回もまとまらない文章を書いてしまいましたが、要約すると次の3点。

  • 小説においては、他人の評価=自分の評価とは限らない。レビューに惑わされること無く本を選ぼう。
  • Amazonのレビューを見て購入を迷ったときは「ブクログ」も参照してみると良い。
  • ビジネス書や専門書に関しては、本の難易度なんかが分かるのでレビューや感想を大いに参考にしよう。